2013年1月14日月曜日

もりのなか

 あたしゃー長い文章読んでるとボーッとしてしまいまして、短編や絵本の方がストレートに心に響くことが多いようです。(要するに頭が悪いというか、鈍いというか、子供レベルなんでしょうね。きっと。)

 んなわけで、好きな絵本なんぞを紹介してみたりして。

 今回は、「もりのなか」(福音館書店)。



 わかってくれる人も少ないでしょうが、MSXの「ナイトロアー」というゲームを思い出させる単色で味のある絵です。

 少年がラッパを吹いて歩き、森の動物たちが後を追ってついてくる。登場人物がどんどん増えていく、おおきなかぶパターンとでも言うべき絵本の王道をいくストーリー展開。
 でもちょっと気になるのが最後に出てくるうさぎ。他の動物とはちょっと性質が違う。でもそのことには全く触れられない。
 うさぎは一見少年の弟分のように静かについてきているようにも見えるのだけど、本当は森に深入りした少年を心配してお父さんのところへ誘導してきてくれたのではないかとも思える。

 ラストがハッピーエンドではなく若干シュールというか夢オチであるところは「おおきなかぶ」とはかなり違う点です。

 でも、うちの娘はあまり好きではないらしい。

子供へのおすすめ度じゃなくて、大人の私が読んだ評価:★★★★☆



 ちなみに、続編の「またもりへ」は動物たちが結構しゃべるので、「もりのなか」がようやく楽しめるくらいの子供には少し難しいかも。話の落とし方は前作とほぼ同様。

 こっちも好き。

子供へのおすすめ度じゃなくて、大人の私が読んだ評価:★★★★☆

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